エロイもの作れって言われて作った。
鉄の花


96’くらい。
オペラの師匠経由でデカイ鉄の花を作ってくれと頼まれた。
そのデザインがはちょっとエロエロすぎな、作りずら〜いものだった。
デザインも任せてもらう事に。

お題は、エロいもの作れ。

とりあえずは、直径5メートルくらいでメインの鉄の花を作る。

こんな感じで作る事にした。
普通に炉に入れられる鉄板の大きさではなかったので、地面に穴を掘って簡易の炉を作った。



夏だったから結構痩せた。

こんな感じになった。
デカイ。
これは調香師という、香水を作る人の展覧会で、香りと鉄と絵画を舞台装置家がまとめあげるという、今風にいやコラボってやつですな。

この花の花弁から3種類の香りを流して空気中で混ぜる。
なんだか、フェロモンが入っていたりと不思議な感じ。

でかい。

思えば、これも巨大ロボと同じく3.2ミリの鉄板。

調香師のリクエストは、生殖器としての花をエロエロに、との事。
当時、24歳くらいの考えたエロエロは結構エロエロだったと思う。

俺なりにエロイ。

花びらというかご想像のあれな感じなデザインのそんなところに、、、
フェロモンとか混じった濃厚な香水というか原液を塗ってある。
不思議なもんで、男の子はわりと遠巻きにいるのだけれど、女の子は、、、、
顔つっこんだり、平気で匂い嗅いでた。
それを見た、お医者様が顔を真っ赤にして「なんと破廉恥な!」みたいなこと言っとった。

これもエロイ。


幻想的。
後ろにうっすらと見える花の絵は、紗幕というガーゼのように目の荒い布に巨大インクジェットプリンタで出力。
後ろから光が当たると絵は霞み、前から光が当たると浮かび上がる。
これが、風邪にひらひらしているさまはなかなか面白い、そんな空間だった。

この展覧会は2週間程、青山はスパイラルガーデンでやった。
吉祥寺生まれの吉祥寺育ちが246は青山通りの通称だとはじめて知った夏だった。
地下鉄の階段を上がると既に臭気が漂っていて、スパイラルの前はドアを開ける前からただ事じゃない香りがしていた。

思えば初めてのイベントだったし、他の人と仕事するのもホント楽しかった。

たしか、この時期あたりに付き合っていた女性に「とんだサイコ野郎だな」と言われたことがある。
理由は忘れたけど、今までで一番お気に入りの罵倒だったりする。

戻る