ピザ屋を作ってみる。

 

螺旋を作る。

まずは様子見で五段分くらいを作る。
これでOKならば、大量生産。
恐ろしいことに、この螺旋階段のサンプル、本当は右回りなのに間違えて反対に作っている。
危ないところだった。

手すりはこんな感じかな、、とか。

作り方はいつもといっしょ。

赤めて

タガネ入れて

 

四角い穴あけて

今度は丸いの突っ込んで

穴丸くする

そうすると、ココになる。

んで、別な棒を

やっぱり赤めて
切り込み入れる。

機械でポコポコ叩くとこうなって

出来上がり。

ココになる。

そんで、ひたすら作って50組

他のパーツも作る

気づいたら半年くらい過ぎた。
アトリエは螺旋の部品だらけになった。

お次は踏み板の木を削る。


この部分を削り取りたい。
材料は”イペ”という木で、ウッドデッキや新宿ハンズ前の道に引かれていたりする。
要するに、とても強い&色が好き。

自分の中では最強の木材なんだけど、それだけに加工が大変。
外注だす予算なんぞ初めからないので、自分でやる。

とはいえ、凹ます部分の幅は約150ミリ。
これを一回で削り取る機械なんぞないので、ミゾ切カッターなるもので、10ミリずつ15回に分けて削りこむ。

48段×2枚+予備で100枚くらい。
キツかった。

硬すぎてすぐに機械が壊れる。
木というよりか、柔らか目の金属という感じ。
あと、どうもこの木の粉がアレルギーに引っかかって顔が腫れる。
ちょっとヤバくなってきたので、このアレルギーに引っかからないアシスタントにお願いして半分くらいやってもらった。

この木はちょっと不思議。

削ると粉が舞うんだけど周りがまっ黄色になる、濃い色の部分だと緑にもなる。
手とかもまっ黄色。
それで、その粉がついたまま手を洗うと水に反応するのか真っ赤に変色する。
泡はピンクに、シャワーを浴びれば足元が鮮血にまみれたように赤が広がる。
ちょっと面白い、けど顔が腫れるから金輪際使わない。


そんなこんなで、いい加減にアトリエ内が螺旋に埋め尽くされた某日。


もう我慢できない!ってことで、無理やり現場に持っていった。

 

一階から、階段をつける角度をシュミレーションする。
位置だしのためにゲージを作って、一階分を等間隔に分割していく。
普通は、螺旋階段を作ってもってくるんだろうけど、三階ぶち抜きとなるとそうも行かない。


だした角度に合わせて一つずつ取り付けていく。

一個つけちゃぁ、下まで部品取りに行ってまた上がる。
毎日、ふくらはぎがパンパンになった。

折りしも夏まっさかり。
上に行けば行くほど暑い。
熱で朦朧としながらの作業、ハッと気づくと体が揺れていて、ものすごい恐怖感に襲われる。
下をみれば約10メートル、克服したと思った高所恐怖症が戻ってきた。
久しぶりに手に汗握る感じの現場だった。

そんなこんなで完成。


改めて写真を見て、作業の膨大さを思い出した。

作りながら、ちょっとここは形変えようかな、、と思うと、同じことを約50箇所直さなきゃいけない。
ここいら辺りは、通常ならば予算や時間の都合があるから出来ない事も多い。
今回は幸か不幸か、色々な意味で許される状況だったので、突き詰めてみた。
結果、仕事としては膨大な時間がかかった。

結局、時間に余裕があってもその分なんか詰め込むから、最後はやっぱり忙しい。
どんなに時間があろうが、がんばろうが、これで完璧!ってことには絶対にならないだと実感。

さすがに結構疲れた。

 

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