ピザ屋を作ってみる。

 

ピザの窯を作る。

つっても、中身はその道のプロが作るわけで、担当は外装。
カマド自体は、ドーム状のレンガ組みで、それを断熱材が覆っている構造。
それを鉄の外装で囲うという話。

本当は、中目黒の一個を作ればいいはずだったのが、急遽追加で2バージョン作ることになった。
おかげで、忙しいってどころじゃなくなった。

カマドその1

柿沼氏曰く
「四角くて、焼却炉みたいなヤツ」との事。

焼却炉ねぇ、、、と思って家の近くプラプラしてたらいいのがあった。

 

大きさも手ごろだ。
近くにいたおっちゃんに、「使ってないならくれない?」と聞いてみるも、バリバリ使ってるそうだ。
てっきり捨ててあるのかと思った、、、失礼な事言った、ごめん。

くれなければ作る。

最初は模型。
焼却炉というか、焼き場にあるやつな感じ。

実際に作るも、こんなにデカイの?と焦る。
この写真で前半分。
何回、図面を見直したことか。

今回のポイントは扉。
この手のデザインをするのは好き。

寸法は間違っていないけど、本当にデカイ。

焚き口周辺。

超きれい。
うちで扱う火とはまた違って、いいもんだ。

カマドその2

次は丸いの作ってって言われた。

今回は廉価版をコンセプトに、表面仕上げもいつもと違う。
こうしてみるとかなりチープだ。

なんだか、上海でも一個ほしいというので、都合により図面提供だけした。
中国だけに、勝手に数増やされそうでちょっと嫌。

カマドその3

今度は、”カマがある、っていう感じではなくて、壁の中がカマになってる感じにしたい”との事。
最初は”なんのこっちゃ、、”と思ったけれど、なかなかいいアイディアだった。

こんな感じに壁作りますか、、、

 

作ってみた。
この段階でむちゃくちゃ忙しくなっていたので、ここはほとんどアシスタント作業。
残念ながら自分は、パーツ作ったに留まった。


当初からあった、”工場みたいな雰囲気”と、床面積が少ない為にピザ窯があると
かなり狭く感じるという事や、配管などの煩い部分をすっきりまとめるなどを、
同時にいい方向に持っていけた。
これは、柿沼氏の"壁にする”というアイディア勝ち。
こういうのは、デザインとして他人が考えるよりも、実際に使う人から出るべくしたアイディアだったと思う。

今回、”その場で出たアイディアをどんどん生かしてく”という、コンセプトの元で一番成功した部分だと思っている。

ここでも面白かったのは、やはり窯を作る人と知り合えたこと。
カマドの中はレンガ積みになっていて、現場にて積み上げる。

ドーム状なので、途中までは外から作れても最終的には本人が中に入って作る。


焚き口は大体40センチくらいで人が入るには狭い。
どうして入れるかというと、本人が細身だからだったりする。
自分は入れる気がしない。

やっぱり、カマドに入る為に減量とかしてるんすか?と聞いてみた。
そんな事はないらしい。

しかしながら、曰く、「痩せてるのはこの仕事で言えば、才能の一つです。
これで、肩の間接外せると完璧ですね」との事。
ホントかどうかは分からないけど、なにか東洋の神秘に触れた感じがした。

改めて写真でみるとカッコいい。

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