ピザ屋を作ってみる。


ピザ屋を作る。


序章

2005春の某日
SAVOYなるピザ屋に呼び出される。


ロボの個展のちょっと前。
知り合いの設計士から頼まれごとをされた。
SAVOYというピザ屋なんだけれども、扉とかなんか鉄で作ってくれない?との事。

そのときは個展前後でスゲー忙しく、これが終わったら遊ぶんだ、、、
と心に決めていたので俺の中ではお断り決定。

早速、中目黒はSAVOYに呼び出される。

ピザ超美味しい。


お店を見るに、いい感じに使い込まれた名店って感じ。
このイメージじゃ、俺のデザインいれても面白くなさそうだ、、、
「ここのところ超忙しいので、申し訳ないですが、、」と、
言う前に自己紹介でファイルをオーナーの柿沼氏に見てもらう。

つかみのチンクタンクで爆笑とった。
作ったものを笑ってもらうのはとてもうれしい。

話せば柿沼氏、FIATマニアな事が判明。
いろいろ話を聞いた、マジっすかー、スゲー。
「ほんとは断りにきたんすけど、やります。」つい言った。

いろいろな仕事の始まりがあって、お金だったり、義理だったり、
今回はFIAT500つながりだった。
好きなものが似てるってのは、結構大事な事だと思う。

 

 

2005年 暑いさかりの某日

異変発生。

俺を紹介してくれた設計の人がわけあって降板。

柿沼氏曰く、、、
「個展で見た螺旋階段が自分の思うイメージだった」らしい。


「いっそ、扉とかじゃなく、全部やってくれませんか?」と。
建物全部?

面白い人だ、、、
俺、建築も内装もちゃんとやったことないし。
話をよくよく聞くと、、、

「普通の建築に頼むと、普通にピザ屋になっちゃう」
ピザ屋作れって言うんだから当たり前でしょうが、、

「ピザ屋を作ると思ってほしくない、地獄みたいな倉田さんのドロドロした感じを全部出してくれ」
前の設計が降板した理由が見えてきたぞ、、

「何が出来てきても、倉田さんが作ったものなら失敗しようがそれでいい」
そこまで言われりゃ、やったろうと思うがな。
もう片足突っ込んでる感じだし。

こんな感じで、ちょっと鉄の雰囲気入れてたまに美味しいピザをご馳走してもらおう計画が、
ずいぶん大変そうなことになった。
結果を言えば、これから二年後。

色々がんばったら出来た。

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