作った物じゃないけど。
FIAT500


チンクタンクで一度は断念したFIAT500のレストア。
タンクにエンジンは使っていないのでもったいないな〜とは思っていた所、、
またもヤフオクで都合よく、ボディの売りがあった、エンジン以外全部って事で。

俺が買わずに誰が買う!という事で落札。
結局、予算をオーバーしての落札だったんだけど、オーナーの方がすんばらしい人で値引きしてくれた。
おかげさまで、大変調子いいです。


で、レストアと銘打った割に、普通にちょこちょこ直すだけで十分なボディだったので面白い作業は無し。
そのかわり特別装備をつけた。

電話。
運転中のボタン操作はあぶないので、もちろんダイアル。

自分で言うのもなんだかスゲーかっこいい。

ダイアルはわざわざジュラルミンから削りだしてみた。
まったく意味ないんだけどね。

携帯に繋ぐのさ。

ボンネット内に秘密はある。
ともあれ、片付けとか掃除の類が出来ないO型の人間なのである。
当然、配線とかもきれいには出来ない。
むしろ、きれいだと落ち着かない。

しかし、ど真ん中にあるのはガソリンタンクなわけで、さすがにこれはマズイと思っている。

さすがに、このダイアルで携帯制御基盤は作れなかった。
ところが、ネットで知り合った凄い人が快く開発してくれた。
入れ物がタッパなのでチープだが中身は凄いことになっている。

この車にはエピソードがありすぎる。

この車体を落札したときにドイツにいた。
うちに遊びに来ていたウクライナ人のガキと入札したんだけど、オークションを説明するのが大変だった。
こっちもあっちも英語さっぱりで、オークションっていうドイツ語もわからんかった、ガキは辞書持参したなかったし。

そんなドイツのある日、仕事場の後輩からメールが来た。

大掃除するので**さん(私)のいらないものをがあったら処分したいんですが、どれが必要なものですか?

日ごろから、仕事場に私物の山を築くのだけど今回も例外ではなくエンジンやらFIATの部品をしこたま保管していた。
帰国後には落したボディと組み合わせる計画。
後輩には、FIATのパーツは死守しろと。

その他のものは適当に捨ててもらってもかまわないから、と。

鉄の廃材が溜まると、スクラップ屋のデカイトラック呼んで根こそぎ持ってもらうので、素人目には旧車の大事な部品などゴミに映り、大変危険があるわけですわ。

そんなやり取りも忘れた帰国後のある日、アトリエに戻ってまいりました。
あれ?と思って探すも無いんですな。
私が生活の足に使っていたマイカーが。

ナンバーの付いた、車検もまだあるマイカーが。

恐る恐る、後輩に聞いてみると、、
「部品以外はいらないっていいませんでしたっけ?」
とのこと。

正直、自分の中ではこんな感じだったのだが

他人にはこんな感じらしい。

一瞬、ゴミのように汚い車だったから、と脅かされ、実はちゃぁんとどこかにマイカーがあって、その後はマイカーを綺麗に大事にしました、、という美談かとも思ったが。
本当にスクラップ場に送り込まれていた。

一年間、リサイクルの国ドイツで過ごした私にとって、帰国後のかつてないカルチャーショックだった。

マジで。

つーか未だに解せない。

おかげで、車検に通すまでの3ヶ月しゃかりきになって直したよ。
この辺り、車がないと生活できないんだもの。

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