根性試し
1/1スコープドッグ   ブルーティッシュドッグ



8月。
今年の夏はほんとに暑い、暑いと作業の進みも遅い。
こればっかりはしょうがない。

胸の脇のダクト?
気づけばこれもまだ一個しか作っていない。

足を作り始めるが、パーツがでかい。
今までの事を教訓に左右同時に作り始める。

これは実はかなりリスキーな部分がある。

いざ作っても、組んでみない事には雰囲気がわからない。
仮に図面通りに出来たとしても物が変ならば直す。
先に二組作ってしまうとと直すのが倍以上の労力になる。
下手に改修するくらいならば初めから作る方が早かったりするので。
そんな理由で、腕とかも一本ずつ作った。

だから、一組同時に作るのは結果、楽か面倒かは半分賭け。

つーか、今現在(9月某日)、やっぱり直す部分が出てきて大弱り。
こういうときにかぎってというか、そういうものらしい。

一時期、山手線の内回りと外回りが良く分からず(今も理解できていない)異常な確立で反対回りに乗ってしまうということがあった。
これが100%に近く間違うというか感が外れるので、こんどこそはと自分の感に裏をかいて自分の思いと逆に乗ってみた。
それでもやっぱり反対回りだった。
人生はこんな感じで進むものだと、俺は知っている。

大体、2枚以上同じものを切り出す場合は型紙(ベニア)を切り出して直接ゲージに使う。
費用はかさむが、圧倒的に早い。

関節の構造を考える。
基本的に最初は最低限の物を作って後々に補強を入れる形にしている。
最終的に見えてしまう部分はそれっぽく作りたいし、ただの形だけではない部分は作る時間よりも悩む時間の方が多い。

太もも。
曲者。

こんなボルト穴を作る場合、、、

先にボルト穴部分を作ってから鉄板を貼っていく。

こんな感じ。
こういう細かいの大嫌い。

股関節、ここはかなり丈夫。
かなりの重量OK。

ちょっと組んでみた。
ここで、すねを直すことを決意。
このままじゃかっこ悪い。

あえて、ここは直線でいいと思っていたのだけれど、かっこ悪かった。
左右共に末広がりにしておけばよかった、というわけで、、、、

すねの白いラインの部分の幅を詰めたい。
反対側も。
一組そろってるおかげで4つも直す。

だからいっぺんに作るのは嫌だったんだ。

切る。
切ってしまえば直すしかないので吹っ切れる。
悩むよりもやっちまえばなんとかなることも多いし、取り返しの付かない事も多い。
どちらにせよ、やらないよりもやった方が楽しい事が多い。

切った。

ちゃんと直した。
あと3つか。

ここいら辺はいけてると思うんだが。

おまけ。

これが組んだりばらしたり、結構大変なんだけども9月の某日、とあるお客様がいらっしゃるという事であわてて一時間で組上げた。
物凄く汗を掻いた。

お客様。

なななんと、大河原さんがいらっしゃった。
この日は、HJ誌の取材を兼ねて、サンライズの皆様、ノモトさん含めて総勢12人のボトムズチームがいらっしゃった。
ここはどうなってんじゃい?って所を伺ういいチャンスであり、彼らがこんなもんボトムズじゃねぇよ、って言われればその通りという、それなりにジャッジメントデーだった。
果たして、おおむね評判は良かったように思う。

サンライズの方に、”これって本物は鉄なんすか?”と聞いてみると”多分、ボトムリウム”との事。
これは嘘だな。

そして、私、特に凄くアニメ小僧というわけではないのですが、大河原さんを目の前にしてやはり、緊張してしまった、、、。
子供の頃は彼のデザインのロボットと共に育ってきたわけで。
なんか、オーラが出てたし。

あとは、ノモトさんが1/12のテストショット(ボディのみ)を持ってきてくれたりととても参考に。
そして、知らなきゃ知らないで済んだディテールなどを聞いてしまったので、仕事が増えた。

ついでにノモトさん、肩を勝手に赤く塗ろうと画策していたらしく、真っ赤な缶スプレーを所持していた。
未然に防がれたわけですが、とても面白い方だった。
実は、製作時に数点気になることがあったので、サイト経由でメールをノモトさんに出した事があって、そのときもとても親切にしてくださった、突然のメールなのに。

実際に大河原さんにも見て頂いたのですが、”あ〜こんな大きさかぁ、俺の設計はあっていたな、、”とおっしゃっていたのがとても印象的でした。
”俺、人間を少し大きく書いていたかも”ともおっしゃっていましたが、作ってみて初めて分かったのですが、ここは人が足を掛ける為にあるのか!とか、ここに足を掛ければここに手が届いて、、と、改めてデザインの成立性というか、素晴らしさを感じたものです。

知らずに作っていても、パズルが組みあがるようにものの意味が浮かび上がってくる。
やはり、凄い人なのです。

今回、いらっしゃって下さった皆様、本当にありがとうございました。
今までに、取材などに来てくださった皆様にもこの場をお借りしましてお礼を申し上げます。

まだ、完成もしていないようなものにも係わらず、本当にありがとうございました。
引き続き、根性入れて完成させますので!

kogoro

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