キックマシーンを作るその3

 

走行できたのはいいとして。
キックマシーンだけに、蹴る事ができないとマズイ。
というか、これが本題。

クライアントからも「300キロは難しそうだから、目標は200キロ、
まずは1ヶ月で100キロ以上をクリアしてね、ダメなら中止」
そんなプレッシャーを頂く。
話を聞くに、大学やら企業やらに持ち込んで、”そんなのできねー”と、
タライ回しされた末のオレの起用だったくさい。

とりあえず考えたのが、強力なクラッチを使って、、、というアイディア
だったので、近くの車に超詳しい知り合いに相談してみた。

キックを強くするには、強力なクラッチ、、、
そのクラッチを瞬間的に作動させる為に、強い力が必要で、、、
蹴った足を止めるのにも、強い力のブレーキが必要、、、
そもそも、凄い力で動かしたものを止める事ができるのか?

強く蹴るためには、もっと強く確実に止める力が必要で、、、と、
多分、各部品はどんどんエスカレート。
それに、すべてが完璧なタイミングで動かないと、危険。
危なすぎる、、、

なにか別の案はないかな、、と、二人で頭をひねること数分。
知り合いは「デフだよ!!」
意味が分からなかった。
説明を聞いたら、ようやく分かった。
この人天才だ!!

こんな一瞬で生まれたアイディアを種に考えた機構はこうだ。



@ フライホイールを適当な回転数まで上げる。
  この時、蹴り足側のブレーキBを効かせることで、フライホイールの
  回転エネルギーを逆のホイール側に伝え、回転させる。



A 蹴るタイミングで、ブレーキBを開放、同時にブレーキAを効かせることで、
瞬間的に回転エネルギーの方向が、蹴り足側に伝わる。



B 蹴り終わった瞬間、@のように、ブレーキBを効かせ、ブレーキAを開放
することで、惰性のエネルギーをホイールA側に流す。

この機構の利点は、蹴る瞬間だけエネルギーを取り出せること。
そして、エネルギーを無理やり止めるのではなく、流れを変えるだけなので、
強力なブレーキが必要ない。

ややこしい話だけれども、要はとても安全なプランだということ。

試しに試作してみた。



ヤフオクで適当なモーターをゲット。



これまたヤフオクでゲットしたジムニーをバラして、
ホーシングとフレームに、モーターを搭載する。

そして試射。



いきなり大成功。
スピードガン計測で200キロを記録。

スロー映像で検証すると、



ボールが巻き付いてるがな。

ついでにエアーマネキンにも試射。



これは、キーパー死んでしまうぞ、、、


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