キックマシーンを作るその4

 


すべて順調なキックマシーン開発。

あとはガツガツ作るだけ。



エンジン仕様のキックユニットを搭載。



やはりサッカーはフィジカル重要なので、足元はかなり強靭に。
スライディングタックルごときは跳ね返す。



カウルも制作開始。
FRPのポリエステルと、表面処理のポリパテ。
マスクで防御しようが、アレルギーなのか顔は腫れるし、気管支は
ボロボロにされて、挙句に弱ったところへ新型インフルエンザ。
滅茶苦茶忙しスケジュールの中、一週間ダウン。



復帰後、油圧システムを弄り初め、、



改めてキックユニット合体。



カウルも良好。



キックモードへの変形も実現。

作り始めて約半年、この時点で2009年年末。
順調だ!と、安心しかけた時に事件が起こった。



ショット試験、5:00あたり。
CFRP製の蹴り足の試験を兼ねての、数回のショットの中、、、
高速回転しているフライホイールに取り付けたウェイトがカバー内で弾けた。
衝撃は相当なもので、9ミリ鉄板のカバーが曲がり、事故時には火花も確認。

もしも、カバーの取り付けが不十分だったり、カバーがなかったりしたら、、
横に座る自分の足のあたりは滅茶苦茶になっていた可能性が。
あとで動画を検証すれば、異音を聞き取れるし、なぜか回転が上がらずに、
いつもよりも、時間も回転数も上げていたり、、、気づくべき点は多くあった。

キック構造は終盤に進むにつれて、各部品の強化、大型化を進め、
キック力の増加をフライホイールの回転数に依存する方向で動いていた。

初期よりも、良い部品をいれているから、良くなるはず。
これが盲点だった。
実のところ、この事故直後のミーティングで、色々と検証した結果、極初期の
仕様と違う部分があることに気がついた。
不具合として、修正した部分だったのだけれども、これが実はキモだった。

結果、あえてセオリーと逆なアイディアを導入し、同じパワーのショットを、
半分の回転数で実現。
安定度も飛躍的に高まった。

そんな結果オーライな出来事であったが、お披露目直前のこのタイミング。
色々な意味での絶望感に溺れた一日だった。
そこからは、死に物狂いでの復旧作業。

そして復旧作業と平行して、電子工作隊員と、零下の中で試行錯誤。

結果、加速度センサーによる、車体角度検知
ボール位置確認用、ショット方向確認カメラのモニター&録画機能
フライホイールのレーザー回転計測等々、、、
これらを統合したシステムを、コクピットのモニターで見ることが可能になった。



実のところ、、、
立ち上がり自動化、ヴィークルモード操作のラジコン化など、作りかけの機能
はまだまだあったが、、残念。
いつか、別な形で実現したいと思う。


そして、とうとうお披露目当日。
安堵する暇もなく、現場へ向かう。
もう無茶苦茶だった。


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