鉄と仕事
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「鉄と仕事」では、鍛造、鍛鉄、鉄にまつわる話などを交え、私どもの仕事をすこしずつ紹介していきます。


次にリベット止めを紹介します。
これも基本的ではありますが、とても鉄らしい技法だと思いますし、
色々と応用の利く重要なものです。


リベット

■第一段階 鉄棒に丸い穴を開ける
■第二段階 別の鉄棒の端を細い丸棒にする
■第三段階 2本の鉄棒を組み、丸棒を潰しリベット止めする



第一段階は鉄棒に丸い穴を開けるですが、
これは先に紹介したものと同じ技法ですので省略します。

次に第二段階、別の鉄棒の端を細い丸棒にします。



まず、このあたりかな?というところに印を刻みます。
この線にそって作りたい丸棒の寸法まで切り込みます。

ちょっと特殊な道具を使います、、、



その名もギロチン(通称)

みたまんまですが、中世のギロチンよろしく刃の部分がスライドします。
これも自作の道具で、他のアトリエでも独自なものがあると思います。
他の人の作った道具を見るのは凄く楽しいものです。



準備OK



叩く!

この道具の利点は一人で正確に刻みを入れることができること。
簡単に早くできる方法が一番綺麗に仕上がります。
知恵の使いどころです。



刻みが入りました。

これを丸く、長く伸ばしていきます。
もちろん、手でもできるのですがここでも秘密兵器を使ってみます。



鍛造機、エアハンマーとも呼ばれます。
要はモーターで駆動する大きなハンマーです。

音もでかくてなかなか迫力ありますよ。



大胆かつ慎重に丸く伸ばしていきます。



うまくできています。
簡単そうですが、ちょっとした技があります。



太さはいいのですが、長さを調整しなければいけません。



再度、いい長さのところにギロチンで切り込みを入れます。
頭をハンマーで叩いてやると、簡単にとれます。



第二段階終了!

第三段階では、2本の鉄棒を組み、丸棒を潰しリベット止めします。



もう一度、暖めなおして2本を組み合わせます。寸法もぴったりです。



こんな感じで叩きます。



第三段階終了! 完成です。

なかなか手間がかかります。
たとえば門扉を作る場合、このリベット止めも十数か所、
またはそれ以上あったりします。

一つをじっくり作るのは簡単ですが、数を集中力をもってこなすのは
やはり熟練が必要です。

しかし、出来上がったものには意味のある、鉄らしい本当の形があらわれます。
手をかければただの形では無い、必然のあるデザインが生まれる、
これが私たちの感じる、鉄の醍醐味なのかもしれません。

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